7日の土曜日、新型コロナウイルスによる感染が広がる中、万全の安全策をとって実施した「ダンス花」の33回目となる公演は、もう一度見てもらいたいと選んだ4組のダンサーが参加し、元気いっぱいステップアップの成果を見せてくれる舞台となりました。
プログラム順に写真をお楽しみください。
1.黒木裕太&垂水紫織『クモと月』
空を見上げて羨む蜘蛛 見上げた先にはお月様 そんな雲に飛ぶ術はない。お月様は
煌煌と煌く。でも、その本性を見せる事はない。
舞台上で輝く月は、舞台から降りたらただの娼婦。そんな月に憧れる蜘蛛もただの人。見てくれと本質と、真実と虚構と。混とんとした世界の中で、自分自身が求める先をめざしている。(「アメンボと白鳥」Revision作品)
2.西村大樹×宇山あゆみ『BUTAI』出演:西村大樹 仕掛人:諸見里聖 演出・振付・構成:宇山あゆみ
西村大樹は日本の軟骨無形成症患者として初めて保健体育科教員を取得、先生としてもダンサーとしても爆走中!
YOZOはハッと気付いた。見られている。どうすることも出来ずに選んだことは「笑う」ことだった。YOZOはもう少しだけこの舞台(セカイ)に残ることにした。(inspired by太宰治著「人間失格」、西加奈子著「舞台」)
3.高瑞貴『dodo』出演:宮本悠加 出演:宮本悠加、高瑞貴
一人は顔を見せずに足だけの出演でありました。4.浜田亜衣『クロノスタジス』
時間、空間、音楽と身体昨年は残念なことにセッションハウス・ベスト賞にふさわしい作品はありませんでした。しかし、今年は受賞に値する作品がありそうな予感のする公演でした。9月に行われる「ダンス花vol.34」とともに、どの作品が受賞するのか楽しみになってきました。ご期待ください。(記:伊藤孝)