コロナ禍のため劇場での公演が難しい現在ですが、ダンス好きの皆さんにステイ・ホームでダンスを楽しんでいただこうと、昨日からオンライン劇場を始めました。
第一段としては、国内外で大活躍している柿崎麻莉子さんが登場、午後8時から1時間余りにわたる放映となりました。


セッションハウスの地下スタジオには、カメラや放映用の機材が沢山並び、いつもとはガラリの変わった雰囲気となりましたが、その空間の中を柿崎さんは語りをまじえながら、のびのびと踊ってくれました。


ダンスの合間には、10年前に彼女がこのスタジオで初めてソロ・ダンスを踊った時の映像や、新型コロナの危険が予測され始めたことから観客の前で披露出来なかったワークショップ生への振り付け作品の映像を見せたりする盛沢山の劇場となりました。

そして後半には「ダンスよ、ありがとう!」との歌声にのってひと踊り。



オンライン劇場の最後にはフォロアーの皆さんからの問いかけに応えて、司会役のマドモアゼル・シネマの中島詩織とのお喋りコーナーもあって、1時間10分を越えリラックスした空気いっぱいのひとときとなったのでした。
スタッフも照明・音響は上田道崇のサポートも受けて鍋島俊介が担当し、プログラム・ディレクターの伊藤直子ら少人数で、三蜜をさけながらの発信作業となりました。

フォロアーの方も250名を越え、お喋りコーナーにも多くの方からの問いかけがあるなど、オンラインならではの触れ合いがあって、新たな表現方法としての可能性も感じさせられるチャレンジとなりました。
ご覧にれなかった方は、セッションハウスのHPで見ることが出来ますので、ぜひのぞいてみて下さい。このオンライン劇場、来週の土曜日は三東瑠璃さん、再来週は奥山ばらばさんと続きますので、ぜひご覧くださいますようスタッフ一同願っています。(記:伊藤孝)