5週目になった「オンライン劇場」に続々活きのいいダンサーが登場

緊急事態宣言下の5月16日にスタートした「セッション・オンライン劇場」は宣言解除も続けられ、5週目となる13日土曜日にも清水美沙都さん、望月崇博さんの2人が相次いで登場し、活きのいいダンスを発信してくれました。

まず15時からの回に登場したのは、お茶の水女子大学出身の清水美沙都さん。自粛を求められる中、ステイホームでソロダンスの練習・創作に打ち込み、ため込んだエネルギーが始めは静かに、そして最後はそれが爆発していくようなンスを披露してくれました。
題して「MADE IN JAPAN」。

ダンスを終えてのトークでは、家の中やベランダで踊る映像を見せながら、ステイホームで考えたことやセッションハウスで踊った時のこと、イギリス留学中にテレビ番組「ダウントン・アビー」の舞台となった500年前の古い貴族の館で踊った時のことなどを語ってくれる楽しい時間となりました。

「オンライン劇場」の進行を務めるのはお馴染みとなったシーちゃんことマドモアゼル・シネマの中島詩織。

シーちゃんの紹介で続いて20時から登場したのは、2006年以来セッションハウスの数多くのダンス・シーンで活躍してきた大東文化大学出身の望月崇博さん。やむなくステイホームを求められて時に住まい近くの道路上で踊り始め、セッションハウスの入り口から踊る映像から抜け出しスタジオで踊り出した流れは、「もうどうにも止まらないダンス」となっていきました。題して「今宵もロンリーナイト」。

アフタートークでは、セッションハウスでの踊り始めた時のことから、お客さんを前にして踊ることとオンラインでカメラに向かって踊ることのそれぞれの面白さを比較しての語りは、ダンスの研究者でもある彼ならではのもので、傾聴に値するものがありました。

この「オンライン劇場」、来週の20日土曜日も続きます。15時からは岩村明里さん、20時からは中屋敷南さんの若さあふれるダンサーが相次ぎ踊ります。「オンライン劇場」の勢いはとどまる所知らずです。ご期待ください。そしてフォローをぜひお願い致します。（記：伊藤孝）