セッションハウスもライブ公演を再開

コロナ禍の下、セッションハウスも3月末以来、お客さんに来ていただいてのライブ公演を中断し、オンラインによるダンス・クラスやソロ・ダンスを軸にした「オンライン劇場」で、ダンスの息吹きを絶やさないようにしてきました。しかし、お客さんを前にしてこそのダンスです。そこで今週土曜日の18日にレジデンス・カンパニーのマドモアゼル・シネマが手始めとしてライブ公演を実施することにしました。もちろんお客さんの人数を制限して万全の保健体制の下での実施です。

そしてお出でになれない方や海外の方にも見ていただきたいと思い、19日日曜日にはオンラインによる配信をすることにしています。

今回、見ていただく作品は、2001年の初演以来、海外を含めて何回も上演してきた『途中下車（Stop Over）』。コロナ禍で世界のこれからが見えなくなっている今、改めて人生のように終着駅の分からない旅に出た者たちの放浪の物語をリメイクして見ていただこうというものです。

現在、公演に向けての振り付け作業たけなわとなっていますが、ライブ公演とカメラを前にして踊るオンライン公演の2本立てですので、試行錯誤しながらのリハーサルとなっています。マスクをつけたりはずしたりするため汗いっぱいの力闘が続いているのです。

振付・演出の伊藤直子の下、竹之下たまみ、蓮子奈津美、中島詩織、須川萌、佐治静、秋元麻友子の6名がダンス物語を紡いでいきます。ライブ公演は18日（土）の17時と20時からの2回公演で、オンラインによる公演は19日（日）20時からの配信です。ライブ公演には人数に限りがありますので、お出でいただける方はお早目にお申込みください。また、オンライン公演はセッションハウスのHPでご覧いただけます。配信後も2週間アーカイブとしてご覧いただけるので、ぜひチャンネルを合わせてご覧いただけたらと願っています。皆さまとの再会を楽しみにお待ちしています。（記：伊藤孝）