「ダンスブリッジ」第2弾・松本大樹監修版のオンライン配信が昨日土曜日に行われ、
“ダンスは時代とともに”と題して今旬のダンサーたちによる2つの作品が上演されました。
配信されたのは柿崎麻莉子のソロっ作品と松崎えり作の4人群舞の作品で、暗い時代を切り裂くような舞台となりました。
1.『drug』作・出演:柿崎麻莉子、演出:中村蓉 同年齢の2人の共同作業で生まれた作品です。
「私にとってダンスは薬だ。苦しい時も、生命と繋がり、世界を美しく輝かせる魔法の薬。本当の薬になればなるほど、やっぱりそれは本当の毒にもなった。・・・作品の演出を蓉ちゃんに依頼したときにダンスの毒を踊りたい、と伝えた。その結果、蓉ちゃんらしいユーモアと、現実と想像が区別できなくなる危うさをもった作品が生まれた。(柿崎)
「舞台の彼女はダンスのミューズ。だから“ダンスの毒を踊りたい”と聞いた時、“そうだ、麻莉子ちゃんは人間だった”と当たり前のことを思い出した。」(中村)
2.『その空のあおさに友は目を潤す』作:松崎えり 出演:松本大樹、松崎えり、キム・セジョン、坂田尚也
静謐な空気の中でバレエ・テクニックで鍛え抜かれた4人の体が語り合う作品でした。
「探し物はなんだったのだろう。伝えようとする言葉をのみこんで、何を話すのか忘れてしまう。でも、笑い合い、笑いあう。」(松崎えり)
ダンスが終わった後には、番外編として「ダンスオンライン講座」を受け持った平田友子さんが司会役として登場、視聴者からのチャットを見ながら、しばしのダンス・トークの時間となりました。「ダンスブリッジ」のオンライン配信、第3弾は11月13日から15日までの3日間、日替わりで持ち味さまざまの3組が登場します。詳しくはセッションハウスのHPをご覧ください。そしてご覧になりたい方は「e+イープラスhttps://eplus.jp/sf/detail/」にふるってご予約のほどを。また「ダンスブリッジ」はクラウドファンディングを実施していますので、皆さまのお力添えをお願い申し上げる次第です。(記:伊藤孝)