
「どこでも劇場」とかけ声でオンライン配信で実施している今年の「ダンスブリッジ」。第
3弾「分類不能」の
2つ目として昨夜(
14日)、
CHAiroiPKLINが登場して、振付・構成・演出のススキ拓朗がかねてより大好きだった中原中也の詩の世界に挑戦。おどる詩集『サーカス』を披露してくれました。

中原中也の詩集『山羊の歌』の中にある「サーカス」をメンバーの一人・清水ゆりが作曲・演奏した歌が流れる中、ユーモラスで哀愁のあるダンスで、このユニットならではの色彩で中也の世界を見事に創り出していきました。


「自分を羊ではなく気性の荒い山羊のようだと喩え、本のタイトルにした中也の心。ゆあーんゆよーんと揺れ動くその様を踊ります。」(プログラムより)
ズキ卓朗をはじめ清水ゆり、ジントク、ジョディ、本山三火、小野塚茉央の6人が、「幾時代かがありまして、茶色い戦争ありました。・・今宵此処での一と殷盛り・・・」との歌声の下、テント小屋の中で多彩なパフォーマンスを繰り広げていきました。







この公演、1週間はアーカイブで見ることが出来ますので、未見の方はぜひご覧になって下さい。セッションハウスのHPでその見方のご案内をしています。またこの作品、オンラインだけで終わるのは惜しいとの声もあり、パンデミックが撮り過ぎた暁にはライブで再演してはとの声もあがっています。なお、来年1月にはセッションハウスでこれまでに培ってきた“ごった煮”のオムニバス公演も予定されています。CHAiroiPLINのこれからにもご期待下さい。
なお、今日15日の20時からはCORVUSの鯨井謙太郒と定方まことが登場、多彩なダンス技を披露してくれるますので、引き続きお楽しみになっていただけたらと願っています。(記:伊藤孝)