13日(土)、14日(日)に実施した「ダンスブリッジ」スズキ拓朗監修公演は、豪華3本立てで千変万化の舞台となりました。昨年オンラインでしか出来なかった踊る詩集「サーカス」がメイン・プログラムでしたが、その前段にはソロとトリオによる作品が登場するご馳走いっぱいの展開をしていきました。
先陣をきったのは、チャイロイプリン・メンバーの増田ゆーこ初のソロ作品「キャベツくんとブタヤマさん」で、映像の青山健一のユニークな映像とコラボで可愛いらしいユーモラスなダンスを見せてくれました。


続いてはゲストを招いて「人間を表現する為に別の物になる事を選ぶチャイトイプリンの真骨頂」(スズキ拓朗)としたトリオのオリジナル作品『しょくたく』が登場、不思議な時間を創り出していきました。

出演:小林らら、柏木俊彦(第0楽章)、鳥越勇作(椿組)

そして最後に上演したのは7人(スズキ拓朗ほか清水ゆり、ジョディ、ジントク、小野塚茉央、小辻太一)が出演する踊る詩集『サーカス』。この作品は中原中也の詩詩集「山羊の歌」の中の詩を基に翻案したもので、チャイロイプリンならではの歌ありダンスあり、お芝居ありの舞台を見せてくれました。

「幾時代がありまして 茶色い戦争ありました」「サーカス小屋は高い梁(はり)そこに一つブランコだ 見えるともないブランコだ」「ゆあーん ゆよーん ゆあゆよーん」




「山羊と羊はどうやって見分けれらるの?」鳴き声?形?角?その答えはとても難しいのです。
「オオカミなんで怖くない!怖くない!」・・・「オオカミだっ!」



「去年は映像配信にてお送りさせていただきましたが、願いか叶って皆様の前で演じる事が嬉しいのです。」終演後嬉しそうに語る拓朗さんは満面の笑みを浮かべていました。
こうの公演、もう一度見て見たい方、まだ見ていない方は今週土曜日までアーカイブで
ご覧になれます。それへのアクセスのやり方はセッションハウスのHPを開いてみて下さい。(記:伊藤孝)