田中泯さんがセッションハウスに初登場！

先週の12日土曜日、田中泯さんがセッションハウスに初めてお目見えし、ジャズ・ミュージシャンの坂田明さん、エレクトニクスの池田謙さんとのセッションを行いました。

このセッションは45年のキャリアを持つ下北沢のライブハウス「レディジェーン」主宰者の大木雄高さんが、先年亡くなったイギリスのギタリスト、ジョン・ラッセルを追悼する会として企画したものです。

田中泯さんも坂田さんたちミューシャンもジョン・ラッセルと共演したことがあり、鎮魂の想いのこもったセッションが繰り広げられたのでした。3人ともに即興性に富んだ表現をする人たちですので、1時間にわたりその場の空気を感じとしながら自由自在なダンスと演奏を展開していきました。

普段は山梨の村で農作業で鍛えた身体で踊る田中泯さんに、即興演奏大得意の2人のミュージシャンが出会ったのですから、静かにボルテージが上がっていくセッションとならないわけはありません。

今回の公演には期待する人が増えてきたため、急きょ夕方から2回目の公演を実施したのですが、3人も更にボルテージの上がるものとなり、亡きミュージシャンへの追悼の想いが横溢するセッションとして、熱い舞台の幕を閉じたのでした。再来の期待大の公演だったのです。（記：伊藤孝）