コンテンポラリー・ダンスの特質の一つ「競わない多様性」をダンサー同士と観客にと架け合う2022年のダンス・ブリッジ。5日(土)と6日(日)には
『未来』をテーマに3人の振付家が挑戦、ダンサーたちが熱演を繰りひろげました。

トップバッターはOrgan Works「cuello!!」。演出・振付:平原慎太郎 出演:青柳潤、池上たっくん、大西彩瑛、浜田純平、堀川千夏、村井玲美

何かと何かを繋ぎ止める部分、土台に対してそこが細い、上に乗る物体が歪に感じる。負荷がかかる土台、その時に叫ぶ「クビ!!」。土台=平和に対して重すぎるキャスト、私はなんと叫ぶのか、答えは前述した通り、直にはきるいからオブラート=隠語に包むつもりでスペイン語で。

2番目に登場した振付・出演は国際経験豊かな柿崎麻莉子。赤ちゃんをあやすイメージでソロ・ダンスを踊りました。

妊娠出産によって女性の変化と社会との摩擦。ジェンダー平等にむけて少しづつ変化している社会についての作品です。


最後は黒須育海が振り付けたブッシュマンの「夜のバタフライ」。出演:江口力斗、手塚バウシュ、中村駿、黒須育海でパワフルな舞台を見せてくれました。

夜のバタフライ。肥大した心に見合う体を見つけられず・・・ぼんやりしながら水の音を聞いている。ここは現実なのか。深夜のプールに浮かんでいる人型の影、自ら投じることで安楽を得ようとする。


「ダンス・ブリッジ」前回の「ボレロ」と今回の「未来」に続いて、次回11月26日(土)、27日(日)には「バーチャル・リアル」をテーマにお送りする予定です。楽しみにしていて下さい。(記:伊藤孝)