2月4日(土)、セッションハウスの若手ダンサー支援プロジェクトの「ダンス花」の2回公演が行われ、6組が熱のこもった競演を繰りひろげました。今回は久しぶりに韓国からの出演者もあって、国際色のある舞台で賑わったのでした。踊り方もバレエ系あり舞踏系もあり、ジャグリングもありと、コンテンポラリー・ダンスの世界ならではの多彩な舞台となりました。プログラム順に写真でご紹介しましょう。
1.岡田結実、佐藤茉優、大西優里亜「ポッケ」
「ポッケには何が」そんな好奇心は、私たちの概念を突き抜け、もつれていく。
2.坂井美乃里「自由の白鳥」
「自由の白鳥」は「醜い白鳥」の続編。「醜い白鳥」は、どんな見た目でも楽しい事を楽しんでいる時ことが一番美しいのだというメッセージを込めて作りました。
3.伊邪那美、渡邉茜、清永千智、San「嬬渦―juka―」振付:岩本大紀(山海塾)
人間にとって最大の敵は、だいたいにおいて自分である。ルキウス・アンテナエウス・セネカ。現代においてこの言葉の敵とは何を指すのだろうか。1945年の8月を迎えた母は自分の中にどのような敵を見たのか。令和2年に疫病の渦に巻き込まれた女児は何を敵と認識したのか。自分の中のそれは変わり続ける。円環して巡る。イマ自分ノ中ニ在ルそれハナンダ。

4.G-ray(鈴木亮祐、茂木孝介)「Lanchryphagy」
ラテン語のlacrima(涙)、ギリシャ語のphagos(食べること)が語源です。
4.APINUN(山村佑里、あずみぴあの)
ジャグラーとボールのコンポジションで描く曼荼羅現象としてのジャグリング。


5.N.motionDance Project(Choi hyo-bin, Nam kyung)「Deeper, Silence」

Iwould like to word that I could not say in movement.
動きで、言えないことをあらわしたい。



今回の作品から最優秀賞に誰が選ばれるか、一般社団法人セッションハウス企画室の理事であり尾本安代、松本大樹、笠井瑞丈による選考結果が待たれます。まだご覧担っていない方はアーカイブで見て、自分なりの評価をお考えになって下さい。(記:伊藤孝)