もう先週の事になりますが、9月28日(土)セッションハウス若手支援プロジェクトの「ダンス花受賞者公演」が2回にわたって行われ、創意工夫たっぷりの4作品が披露されました。道化師のようなユーモアのあるものや身体を柔軟に動かすものなど、創意工夫をこらした多彩な舞台となりました。公演順に写真で楽しんでいただけたらと思います。
1.G-ray『スティル』
演出・構成・コンセプト:鈴木亮祐 出演:小澤早
賑やかだったあのリビングに置いてきたもの、祖母に言い忘れたりすること、
山頂から見た景色も色褪せていくのか、振り返ることさえ怖い記憶がる。
それでも思いを馳せ、楽しかった記憶も、悲しく虚しい記憶でさえも抱えて前へ進む。
記憶らが未だに、静かに熱を帯び佇んでくれるとくれることを祈って。
2.望月崇博『シスター』
振付:望月崇博 出演:竹内春香、望月崇博
ぼくには3つ上の兄と、2つ下の妹がいます。 2016年にセッションハウスの受賞者公演では「ブラザー」と題し、
兄について思考試行・嗜好する作品を創作しました。
今回は妹について考えてみようと思います。
3.櫻井拓斗『SEEEEEEEED!!』
振付・出演:櫻井拓斗
生きることは遊ぶことで閉じること、ちょと残酷。でも、閉じたら開いてく。
私は今まで閉じたから生まれた実。
そして、私はいつでもまた種になる、種になれる。
4.大西彩瑛『これもジョーク』



振付:大西彩瑛 出演:大西彩瑛、村井玲美
いま一度テーマとコンセプトに立ち返り、新規シーンも加味しての再演です。 どこまでが作り物なのか、実と虚について、もしかしたらこれもジョークだっけ。
まだまだ創作と踊ることに燃えているダンサーたちです。これからも更に磨きをかけた舞台を創りだしてくれることでしょう。乞うご期待です。(記:伊藤孝)