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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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日米交流公演好評裏に終わる

先日の328日(土)と29日(日)に3回にわたって実施した「ダンスブリッジ2025-

空は繋がっているー日米交流・異文化ダンスの記憶の出会い」公演は、毎回満席で好評裏に終わりました。今回の公演は昨年7月にマドモアゼル・シネマがアメリカのサンディエゴのダンスシアターに招かれて公演やワークショップをしましたが、その時に続いて今回も元マドのダンサーで今アメリカ在住の鈴木加奈子さんがコーディネーターをして下さって実現したものでした。日本からはマドモアゼルシネマと近藤良平の2組が出演、アメリカからはサンディエゴ・ダンスシアターが出演し競演たものです。プログラム順に写真と彼らのコメントを交えて報告したいと思います。

まずトップに登場したのはマドモアゼル・シネマで、作品は「女は旅である」をリメイクして新たな姿を見せてくれました。

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振付:伊藤直子 出演:竹之下たまみ、蓮子奈津美、秋元麻友子、須川萌、工藤えは、

大堂智子

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振付の伊藤直子がプログアムで書いた言葉をお読み下さい。

「個人的には祖母が18歳で渡米{写真花嫁}から始まったダンスが、孫の私が海を渡りその地を体験したことで変化する思いがありました。アメリカの空の青さ、海の青さを見て、きっと苦しみだけでなかったろうと、祖母の人生を見つめ直す喜びの時間となりました。今回の再演は、アメリカの地で会った人たちの姿や映像(須川萌作)が一緒に作品を創ります。いつの時代も女が後から新天地に行く歴史を知り、交流からの発展は、200年の時間を旅する女たちの物語に変容します。言葉にするとお大袈裟ですが、踊ってみると絵本のようなダンスです。」

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次に登場したのはアルゼンチン生まれの近藤良平が「僕のヒーロー」と題したソロ作品を踊り演じました。

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独演した近藤良平の言葉に耳を傾けて下さい。

「この作品は4年前のサッカーワールドカップの決勝戦の始まる前夜に創作しました。その時は、自分が家族と暮らしたアルゼンチンが36年ぶりに優勝しました。その時のヒーローはメッシ。子どもの頃はサッカーに憧れてましたが、いつの間にやらダンスをしています。憧れの中ではそばにいるのが、現実には遠くにいるヒーローたち。この4年の間に父が他界しました。89歳。そうなんです。僕のヒーロー。実はこんな近くにヒーローはいました。南米で見た夢はまだ続いています。」

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最後を飾ったのはサンディエゴ・ダンスシアターの背が高くしっかりとした身体をした5人のダンサーが舞台狭しと踊る作品「Resiliento Skies Ⅱ」(しなやかな空たち)でした。

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振付:テリー・ウイルソン、マシュー・アームストロング

出演:ローレン・クリスティ、ジョバンナ・フランシスコ、セシリー・ホルコム、

   ローレン・リー、ルーシー・サリナス

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「私たちが今ここで経験していることは、単なる公演ではありません。これは、コーディネーターの鈴木加奈子さんが愛情と揺るぎない意志をもって抱き続けてきた夢、そしてビジョンが実現した瞬間です。人と人、文化と文化、心と心をつなぐ架け橋としてダンスを信じた彼女の思いが、この二つの世界を結びつけました。彼女を通して生まれたひとつの出会いは、いつしか特別のものに育ちました。それが、マドモアゼル・シネマとサンディエゴ・ダンスシアターとの交流です。彼女がいてくれたからこそ、マドモアゼル・シネマはサンディエゴでその芸術を分かち合い、そして今、私たちは日本で自分たちの芸術を分かち合うことができています。謙虚な気持ちと感謝を胸に、この場に立っています。」

(テリー・ウイルソン)

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土曜日の1回目の公演の後にはダンサー全員と双方の振付家、コーディネーターの鈴木さんが舞台に出て作品の意味などについて客席からの意見や質問にこたえる有意義なひとときもありました。
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3回の日米交流公演を盛況裏に終えたのは何よりのことでしたが、この企画を成就させてく

れた鈴木加奈子さんの言葉を記しておきたいと思います。

80年前の歴史を振り返ると、今こうして日米のダンサーたちが手を取り合い、ひとつの舞台を作り上げていることに、深い喜びを感じます。一歩一歩築いてきたこの小さな輪が世界へ、そして未来へと広がりますように。」(鈴木加奈子)

                              (記・写真:伊藤孝)


by sh_offstage | 2026-03-31 19:20 | Comments(0)
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