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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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2011年 03月 23日 ( 1 )

温度差を越えて当事者意識を持つためには?


巨大地震と大津波の後に追い討ちをかけた原発被害、未曾有の惨禍は第二の戦後ともいえるでしょう。ただ第一の戦後は日本全国に、そしてアジアの国々に殺戮と破壊の跡と飢えという惨禍をもたらしましたが、今回の惨禍の残酷さは想像を絶する苦渋と悲しみの中にある被災地の方々と私達他の地域の人達との間に、体験の度合いと感じ方に大きな温度差があることでしょう。

計画停電や交通機関の混乱はあっても、私達に住む家がないわけでもありません。深刻な原発からの放射能の影響が私達を不安にしていますが、それとともに残酷なことは風評被害でまだ安全だという地域の野菜や魚まで危険視する動きが出てきていて、惨禍を乗り越えていこうとする人達の生きていく道先を閉ざしかねない事態まで出てきていることです。

どれだけ「当事者意識」を持って、被災地の人々や農業や漁業などで立ち上がっていこうとしている人達との温度差を縮めて同時代を共有できるのか、今こそそのことが問われている時はないと思います。私達はせめて出来ることとして、今日からダンスクラスや公演に来る方達に呼びかけて被災地への義援金募集を始めましたが、それとともに安全だと言われているホウレン草まで拒絶するような愚には陥らない、そのようなささやかな意識を持って行動することも大切でしょう。

セッションハウスは、節電などでこれまでのダンス公演や展覧会のあり方を見直しながら、出来うる限り通常の企画を進めていくことで、失速してしまった世の中に平衡を取り戻していくことに微力ながらも寄与していきたいと考えています。
                                                      記:伊藤孝


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by sh_offstage | 2011-03-23 00:31 | Comments(0)