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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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<   2018年 05月 ( 7 )   > この月の画像一覧

D-zoneフェス第2弾「者に点」公演間もなく

先週から始まった今年のD-zone フェスティバル。その第2弾「者に点」の公演が今週末の62日(土)、3日(日)に迫ってきました。

このユニットは若手振付家・ダンサーの仁田晶凱(にたあきよし)さんを中心に4人が出演するもので、作品は題して『追う皺、老える線』。昨夜テクニカル下見が行われましたが、その様子をご覧ください。

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仁田さんは日本大学芸術学部在学中にYOKOHAMA DANCE COLLECTIONEX2013に最年少で選出されるなどした後、大学を中退してベルギーに留学。帰国後もジャンルを越えてコンテンポラリーダンスと現代アートの関係性を追究する創作を行うなど、幅広い活動をしています。ただ昨夜の下見を拝見したところでは、今回は特別な舞台装置もなくフリージャズの曲が鳴り響く中、4人のダンサーが所狭しと踊るシーンが連続するものでした。
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この作品でどのようなメッセージを伝えていこうとしているのか、本番が楽しみです。公演は2日(土)は18時から、3日(日)は14時と18時の3回です。若いユニットのチャレンジにお立会いのほど、お待ちしています。(記:伊藤孝)








by sh_offstage | 2018-05-30 15:29 | Comments(0)

帰還困難区域からの切々たる声に息を呑んだ27回目の「福島の声を聞こう!」

先週の26日土曜日、2階のギャラリーで27回目となる渡辺一枝トークの会「福島の声を聞こう!」が開かれました。福島原発の爆発事故から丸7年が過ぎましたが、昨年3月に帰還困難地域を除いて避難指示が解除された地域が出ましたが、土壌の放射線量がまだまだ高い地域が多く、安心して住めるような状態ではないと言われています。

今回はゲストスピーカーに、解除区域よりもさらに過酷な状況に立たされている帰還困難区域に自宅がある三瓶春江さんに来ていただき、「故郷はそこに在るのに、そこに住めない」不条理な状況を、語っていただきました。

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三瓶さんは被災前は福島県浪江町の津島地区の家で、家族10人で暮らしていました。しかしあの原発事故で故郷を後にして避難せざるを得なくなり、10人が6カ所に分かれて暮らすという家族離散の生活が長く続きました。現在は福島市内に中古住宅を得て、以前のように家族一緒に暮らすようになりましたが、人々の結びつきが強かった故郷津島地区へ想いは断ちがたく、民俗芸能などを通して地区の人々の想いを繋ぎとめようとさまざまな活動をしているとのこと。ただ農作業など人の手が入らない故郷の光景は一変し、立ち入るもままならぬ元に住まいには、動物たちが縦横無尽に出入りして荒れ放題。放射能除染の問題も立ちふさがって見通しもたたない状態が続いているのです。
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津島地区は戦前満州へ開拓団を送りこみ、敗戦後はそこからの帰国者が大勢いたという戦争の中で揺れ動いた受難の歴史が色濃くある所だとのこと。その地区を再び襲ったのが原発事故だったのです。
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三瓶さんは現在、津島地区への原発事故の責任を国と東電に問う裁判の原告団の1員として裁判闘争の真っ最中。そして更に辛いことは、原発被害者に対する言われなき差別が陰に陽に感じられることだとのこと。そのため車のナンバープレートまで変えるべきなのかどうかといったことまで悩まされていると仰っていました。また、同じ福島県人であっても、解除区域や帰還困難区域などの違いから、結束して国や東電にモノ申す状態ではないことも悩みの種で、そうした苦しい胸のうちを切々と語って下さったのでした。
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次回の「福島の声を聞こう!」は、8月末か9月頃を予定しています。記憶の風化に抗って、福島で起きていることを我が事として目を向けていかなければなりません。皆様のご参加を願っています。(記:伊藤孝)


by sh_offstage | 2018-05-29 14:31 | Comments(0)

静かな時間が流れたChikage × NaHeek公演終わる

D-zoneフェスティバル2018の第1弾、Chikage さんとNaHeekさんのデュオダンス公演が26日の土曜日、2回にわたって実施されました。ニューヨークで出会って以来、帰国後もそれぞれの道を歩んできたベテランのアーティストが、それぞれのうちに共感しあうものを感じて始めたデュオダンス。『phases of the moon』と題して女性と男性が静かに語り合うようなダンスの時間が流れていきました。

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Chikageさんは、プログラムの中で書いた短文とともに、写真から舞台の空気を感じていただければと思います。

「あらゆるジャンルの振付作品を踊ってきた自分が、ある時期から、今、感じていることを等身大で表現できればと思い、作品創りを始めた。“その時の自分と向き合う”。創作はいつも、この作業から始まる。今回の作品も、今自分が感じていることを誠実に表現しようと思った。」

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「人それぞれ色々はことがあり、それを受け入れるのは難しい。下を向いて歩いている時、ふと夜空を見上げると、この前見たときは欠けていた月が、今晩は膨らみをおびている。月は満ちては欠け、そしてまた満ちていく。」
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NaHeekとは、お互いがむしゃらに踊っていた頃にニューヨークで出会った。2人で作品創りをしていく過程は、自分をさらけ出すようでもあり、また今までお経験を愛おしく思える時間でもある。NaHeekの心豊かな表現力、2人だからこそ出せる空気感から、“昨日・今日・明日の自分は、どんな月のかたちだろう?”と感じていただけたらと思う。」
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D-zoneフェスティバル第2弾は、62日(土)、3日(日)若いダンサー・グループ“者に点”が、3ヶ月前から2階のギャラリーで続けてきた集大成としての公演を行います。

(記:伊藤孝)


by sh_offstage | 2018-05-27 21:41 | Comments(0)

D-zoneフェス第1弾Chikage ×NaHeek公演間もなく

今年もダンサーたちの単独公演をサポートするD-zoneフェスティバルが間もなく始まります。

1弾で登場するのは、セッションハウスでも度々踊って下さっているChikageさんとニューヨークなどで一緒に活動してきたNaHeekさんのデュオ・ダンスです。

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昨夜テクニカルの下見が行われましたが、女と男が語り合っていくような静かな時間が流れていく作品でした。題して『phases of the moon』。月が満ちては欠けていく時間の中で、どのような対話がされていくのか、楽しみになる公演です。
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公演は526日(土)、15時と19時の2回です。胸に染み入るような大人のダンス、ぜひご覧いただきたく、皆様のお越しをお待ちしています。(記:伊藤孝)


by sh_offstage | 2018-05-23 13:49 | Comments(0)

マドモアゼル・シネマ15周年記念公演「人生劇場」Cプロ・ソロ4作品が競演

先日3日間にわたって実施されたマドモアゼル・シネマ25周年記念公演、今日はその最後してCプログラムの4人のソロ作品競演の模様をお伝えしましょう。

題して総合タイトルは『her life』。いちばん若い須川萌から始まり、中島詩織、竹之下たまみ、豊永洵子が持ち味それぞれの作品で熱演する舞台となりました。


  •              1.須川萌『辺境へ』

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    高校生の頃『つぐちゃんの空』公演で作文を提供しくれたのをきっかけに、大学生になってマドモアゼル・シネマのダンサーになり、今や大学院生になって成長著しい彼女が、鍛えてきた体の動きで創意あふれたソロを披露してくれました。
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    2.中島詩織『ロールキャベツ系』
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    日本女子体育大学時代からユーモラスな笑顔で踊っていた彼女は、社会人になってもそのスタイルはますます磨きがかかり、魅惑的なダンスを披露してくれました。最後にはお客さんを舞台に引っぱり出すサプライズで幕となったのでした。
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    続いた竹之下たまみは、冒頭にマドモアゼル・シネマが誕生した1993年に起きた出来事をスライドで紹介。Jリーグ開幕・皇太子殿下と小和田正子様ご結婚・細川護熙内閣発足・田中角栄死去・レインボーブリッジ開通・新幹線のぞみ運行・ドーハの悲劇・・・・・。1993年は確かにいろいろなことがあった年でした。

    3.竹之下たまみ『こんなオトナですみません』

      
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    その頃16歳の高校生だった彼女は今、朝早くから働きながらダンスに打ち込んでいますが、生きてきた人生の中で納得できないことには抗っていく想いを籠めた「闘争宣言」のような激しいソロを見せてくれました。

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    そして、ダンスの中で聴こえてきたのはなんと竹原ピストルが唄う「ファイト!」(中島みゆき作詞・作曲)でした。

    「ファイト!闘う気味の唄を 闘わない奴らが笑うだろう ファイト!冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ」

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    4.豊永洵子『tuberosa
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    つくば大学を卒業後、イスラエルなど海外各地で数多くのダンス経験をしてきた彼女はいま、名古屋の大学でダンスを教えながら独自の活動を展開しています。前にマドモアゼル・シネマの一員だったこともあって、今回競演することになったもので、「チューベローズ」という花の名前のついた作品で変わらぬキレのいいダンスを踊ってくれました。

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    44様の作品でしたが、それぞれの特性を生かして作品を創るマドモアゼル・シネマで鍛え抜かれてきただけに、ソロになってもその体験に裏打ちされたダンスで、見応えある競演となりました。

    マドモアゼル・シネマの次の公演は91日と2日です。題して『バッドガール・ララバイ』。またどんな世界を見せてくれるのか、楽しみにしていて下さい。(記:伊藤孝)
















































































  • by sh_offstage | 2018-05-05 02:14 | Comments(0)

    マドモアゼル・シネマ「人生劇場」踊り好きが集まったBプロ公演報告

    昨日に続いて、マドモアゼル・シネマ創立25周年記念公演のBプログラム『人生劇場・女編』の舞台写真をお届けしましょう。

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    このプログラムには、振付の伊藤直子のダンスクラスの受講者によるセッションダンサーズ6名にマドモアゼル・シネマの6名のダンサーが共演したものです。中にはかつてのマドのメンバーだった人や公演に関わってきた人もいて、マド大好き、ダンス大好きが集うコラボレーションとなりました。

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    野坂昭如が唄う「黒の舟歌」などが朗々と響く中、いまを生きる女性たちの姿がダンスとなって表れて来る舞台で、観客の共感を呼ぶ作品となったように思います。

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    出演は、マドモアゼル・シネマの鈴木加奈子、蓮子奈津美、古茂田梨乃、中島詩織、須川萌、佐治静香(竹之下たまみはダンスミストレスとして参加)、セッションハウスダンサーズの野沢美和子、時えつこ、Haru、高橋志帆、護得久えみ子、小柳津遥香の面々。世代を越えた女たちの内なる声がじんわりと伝わってくるようなシーンが次々と展開していきました。
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    明日は、Cプログラムとして4人のダンサーが自作に挑戦したソロ作品集の様子をお届けします。楽しみにしていて下さい。(記:伊藤孝)





































    by sh_offstage | 2018-05-03 22:32 | Comments(0)

    マドモアゼル・シネマ25周年記念公演「人生劇場」好評裏に終わる

    先週の土曜日28日から祝日の30日までの3日間、マドモアゼル・シネマの設立25周年の記念する公演『人生劇場』が行われ、ABC3作品を上演、自立する女性たちの生き方を提示する舞台となりました。

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    Aプロはマドモアゼル・シネマの現メンバーによるもの、Bプロはマドモアゼル・シネマの現メンバーと主宰の伊藤直子のダンス・クラスの受講者が一緒に踊るもの、そしてCプロは4人のダンサーによるソロ作品集で、2プロづつ組み合わせて3日間5回にわたる公演を行い、多くの方にご覧いただきました。見応えのあるの連続でお見せしたいシーンが盛りだくさんなので、ABCの順番で3回にわけて紹介していくことにしましょう。
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    今日はその1回目でAプロの『人生劇場・そらの街から』。2011年の東北大震災の後に上演した『つぐちゃんの空』を基に、振付の伊藤直子が新たに翻案し再構築した作品です。
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    出演は竹之下たまみ、鈴木加奈子、蓮子奈津美、古茂田梨乃、中島詩織、須川萌、佐治静。それにドイツから村雲敦子さんが、演劇役者の経験を生かしてチェーホフの戯曲作品の言葉などを語りながら参加してくれました。
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    マドもアゼル・シネマの長い歴史の中で、大勢のダンサーが参加してくれましたが、その先輩たちから受け継いで現在のダンサーたちの動きは切れ味よくエネルギッシュでかつドラマチック、まるで自立して女性たちが理不尽なことが生起する世間に向かって声を挙げていく「闘争宣言」のような面持ちのある舞台となりました。そこには時にユーモラスな狂気が、時には男たちにおもねることのない美しさ=エロスが満ち溢れていました。
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    ラストシーンには坂田明の朗読と演奏による「死んだ男の残したものは」(谷川俊太郎作詩・武光徹作曲)が響く中、ダンサーたちがしっかりと目を開いて立ちつくす姿で舞台は幕となったのでした。
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    明日は2回目として、マドモアゼル・シネマ設立当時のダンサーも参加したBプロの写真をご紹介することとしましょう。お楽しみに。(記:伊藤孝)


    by sh_offstage | 2018-05-03 00:50 | Comments(0)