ブログトップ

セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

fromstaff.exblog.jp

<   2018年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧

作品に間にブリッジを架けた「ダンスブリッジ」最終公演終わる

先の24日土曜日と25日日曜日、今年の「ダンスブリッジ・インターナショナル」の最後を飾って伊藤直子版が行われ、「ダンスには人と人を繋げる力がある」とする笠井瑞丈さんの総合演出でそれぞれの作品にそれぞれのダンサーが出演し、作品間にブリッジを架けるという初の試みで、ボルテージ満開の舞台となりました。

d0178431_22410374.jpg
まず先陣をきったのはマドモアゼル・シネマの作品『海を渡る』。およそ100年前に、写真花嫁としてアメリカに渡った振付・演出の伊藤直子の祖母たちの物語を、今も世界各地に起きている移民問題を意識しながらダンスシアターの手法を駆使して蘇らせたものです。
d0178431_22501363.jpg
昨年12月に上演した『女は、旅である』をリメイクしたものですが、今回はマドの7名のレギュラー・メンバーに、アメリカで待ち受ける男たちとして笠井瑞丈と奥山ばらばが参加して、新たな展開を見せてくれました。
d0178431_22450073.jpg
d0178431_22543589.jpg
d0178431_02081208.jpg
d0178431_22564907.jpg

d0178431_02150979.jpg
d0178431_22575725.jpg
続いて、笠井・奥山作品との間には、台湾からやってきたB.DANCE2人の若いダンサーが、当地の伝統的な祭事にのっとって創られた作品『Floating Flowers』が上演され、

10分足らずのいう短い時間でしたけれど、見事なテクニックでパワフルなダンスを見せてくれ、プログラムの流れに強烈なインパクトを与えるものとなりました。

振付:Po-Cheng Tsai出演:Yi-Ting Tsai, Li-An Lo

d0178431_23015235.jpg
私たちの人生の旅はまるで空中にゆらゆらと揺れ動く提灯のようなもの
d0178431_23024808.jpg
d0178431_23033954.jpg
そして最後を飾ったのは、笠井瑞丈と奥山ばらばによる『薔薇の秘密』。心に秘めた哀しい愛の思い出を軸にして、さまざまなダンス・シーンが出現。今度は随所にマドのダンサーが登場して、2人のダンスを盛り上げていきました。
d0178431_23075543.jpg
d0178431_23043960.jpg

「どんな人にも人に言えない秘密がある。どんな美しいものにも醜い一面がある。どんな命にも限られた時間と死がある。」

d0178431_23205762.jpg

d0178431_23102685.jpg
また作品の中ほどでは、「ダンスブリッジ」ならではの交流として、台湾の2人も加わってブレイクする間奏曲のような場面も出現したのでした。
d0178431_23130095.jpg
d0178431_23140004.jpg
d0178431_23144725.jpg
d0178431_23154482.jpg
「人と人 言葉と言葉 空気と空気 それが交じり合う交流プロジェクト」を目指した総合演出の笠井瑞丈が願ったものは、見事な大輪の花を咲かせてくれたように思います。
d0178431_23170814.jpg
日曜日のそれぞれの公演の後にはアフタートークが行われ、「ダンス・ブリッジ」がダンサー間のみならず観客との間に架け橋を作っていくものだということを確認しあう機会ともなりました。
d0178431_23183043.jpg
14時から公演後には「劇場研究班による作品分析」と題して若手ダンス研究者の中野優子と木場裕紀の2君がダンサーたちへのアンケートを基にダンサー達に問いかけるアフタートークが行われました。
d0178431_23192773.jpg
18時からの公演後には、コンドルズの近藤良平と石渕聡の両氏とセッションハウスのプログラム・ディレクターでもある伊藤直子が登場し、「ダンスの楽しい観方」と題して、当日の作品評などをまじえて語り合うひとときとなりました。

この「ダンスブリッジ」は来年秋へとバトンタッチされ、更に内容に工夫をこらしてダンスをツールにさまざまな架け橋を創り続けてていくことを予定しています。今後の展開にご注目下さい。(記:伊藤孝)
















































by sh_offstage | 2018-11-26 23:21 | Comments(0)

「ダンスブリッジ」伊藤直子版の第2弾、台湾勢を迎えてダンサーが勢揃い

今週末に迫った「ダンスブリッジ・インターナショナル」伊藤直子版に出演する台湾のダンサーやマネージャーらB.DANCEの一行4人が昨日来日し、出演ダンサーが勢揃い。夜9時からスタッフとテクニカルの打ち合わせをするとともに、日本側の出演者のマドモアゼル・シネマと笠井瑞丈・奥山ばらば組と一緒に踊るシーンを試してみるなど、笑いのたえない出会いとなりました。

d0178431_02143799.jpg
  台湾のダンサーのYi-Ting TsaiさんとMi-An Loさん
d0178431_02165180.jpg
d0178431_02181140.jpg
d0178431_02190080.jpg
公演は24日(土)19時、25日(日)14時、18時の3回です。土曜日は満席となってきていますが、日曜日はまだ余席があります。お互いにブリッジを架け合う場面もある国際交流ならではの素敵な舞台になりそうです。乞う御期待、皆様のご来場をお待ちしています。(記:伊藤孝)


by sh_offstage | 2018-11-23 02:21 | Comments(0)

ダンスブリッジ伊藤直子版、互いに侵食しあう競演=狂宴への期待高まる

今年の「ダンスブリッジ」のラストランナーとなる伊藤直子版「旅は道連れ劇場」の第2弾として、台湾からのダンサーを迎えて、3作品が競演する賑やかなプログラムとなりそうです。

昨夜、マドモアゼル・シネマと笠井瑞丈・奥山ばらば組のテクニカル・リハーサルが行われました。今回は笠井瑞丈が総合演出を担当し、マドの作品に男性2人が乱入、そして男性2人の作品にはマドのダンサーが参入して舞台を共有しあう新たな試みに挑戦、これまでにない舞台風景が出現しました。

d0178431_11404885.jpg
マドモアゼル・シネマは昨年12月に異国に渡った花嫁の物語『女は旅である』をリメイクした作品で、題して『海を渡る』。その作品に笠井・奥山組がお婿さん役として登場してきます。
d0178431_11412797.jpg
ひるがえって笠井・奥山のデュオ作品『薔薇の秘密』には、マドのダンサーが登場して愛の交換あり、群舞ありで2人のダンスを浮き立たせるように踊ります。
d0178431_11424302.jpg
d0178431_11434072.jpg
台湾からの男女のデュオダンス披露をしてくれるB.DANCEの一行は明日木曜日に来日します。
d0178431_11480432.jpg
昨年の韓国でのフェスティバルNDAでアクロバティックな作品『Floatig Flowers』で高い評価を受けたデュオダンスで、日本の2組のダンス作品とどのようにジョイントしていくのか、スリリングな出会いが乞うご期待の公演になることでしょう。公演は24日(土)19時、25日(日)14時・18時の3回です。皆様のお越しをお待ちしています。(記:伊藤孝)


by sh_offstage | 2018-11-21 11:49 | Comments(0)

パワー全開のテングザル舞踊団公演終わる

昨日17日の土曜日、テングザル舞踊団のD-zone公演(2回)が実施されました。

この舞踊団は1994年に振付・演出担当の長谷川麻里子さんが立ち上げた長い歴史を持ち、セッションハウスにも度々登場したお馴染みのカンパニーです。今回は『ある日、森の中で』と題した演目で、森の中で起こる出来事をさまざまなシーンで綴ったダンス物語に13

人のダンサーが出演、パワー全開の華やいだ舞台となりました。

d0178431_12235906.jpg

◆地下から這い上がれ!私という名の森。そして木になる。」

d0178431_12250180.jpg

出演:跡上千重乃、池田弘美、伊藤育美、伊藤麻有古、遠藤久栄、小川圭子、相馬和志、茶畑文、徳永明子、濱中彩恵、山田佳乃、山本育子、長谷川麻里子

d0178431_12253328.jpg

◆赤ずきんの独り言「もう4時間も迷ってます。この深い森の中で。」

d0178431_12264153.jpg
d0178431_12271902.jpg

🌸桜の森の下で「桜の花は 散るも見事な千本桜。人はただ 佇むのみとなりにけり」🌸

d0178431_12291146.jpg
d0178431_12282995.jpg
d0178431_12295033.jpg
d0178431_12304415.jpg

◆われらのゆくさき「退屈なので人間を造ってみた。一緒に生きていくことに決めた。さて私達はいったいどこに向かっていくのだろうか?」

d0178431_12314692.jpg
d0178431_12330053.jpg
◆ここで静かにあなたを待つ

d0178431_12340438.jpg

d0178431_12345356.jpg
◆光りの方へ
d0178431_12353648.jpg
d0178431_12360640.jpg
テングザル舞踊団は来年結成25周年を迎えます。これからも気負わずに「何かを伝えるダンス」を目指して歩んでいくことでしょう。更なる活動を見守っていきたいものです。(記:伊藤孝)



























by sh_offstage | 2018-11-18 12:44 | Comments(0)

テングザル舞踊団」が久々に登場、パワフルな群舞を見せてくれます

パワフルな群舞でお馴染みの「テングザル舞踊団」が今週末、D-zone公演として久々に登場します。長谷川麻里子さんをリーダーに1994年に結成された舞踊団。今回は『ある日、森の中で』と題して、森をイメージしたダンスでさまざまなシーンでダンス物語が綴られていきます。

d0178431_01195403.jpg
昨夜テクニカル・リハーサルが行われ、13人のダンサーが舞台狭しと踊りましたが、まずは前半の森の木々を連想させる衣裳のダンスをご覧ください。
d0178431_01202338.jpg
d0178431_01210585.jpg
その後は衣裳を変えてさまざまな場面が繰り広げられていきます。森の中からどんな生き物たちや妖怪たちが飛び出してくるのか、それは見てのお楽しみということにしておきましょう。
d0178431_01214346.jpg
公演は1117日(土)の16時と19時からの2回です。群舞の面白さを存分に楽しんでいただけたらと思い、皆様のお出でをお待ちしています。(記:伊藤孝)


by sh_offstage | 2018-11-14 01:25 | Comments(0)

新たな地平へ!有川通子展開催中

久しぶりに有川通子さんがセッションハウス・ガーデンで個展を開催中です。題して「大地の詩(うた)」。

d0178431_11444263.jpg
有川さんは多摩美術大学大学院を卒業して1995年以来、数多くのグループ展に参加したり個展を開いてきたベテラン画家です。
d0178431_11451834.jpg
これまでも生き物たちが浮遊するような作品で魅了してきましたが、今回は親交を深めている中国の詩人の詩や物語からインスパイアされて、小鳥や蝶々などの生き物に加えて人物像も登場、また油彩に加えて鉛筆画に挑戦、多彩な作品群を展示する展覧会です。
d0178431_11462172.jpg
d0178431_11463438.jpg
d0178431_11465778.jpg
d0178431_11473592.jpg
d0178431_11480127.jpg
有川さんの個展は12日(月)まで開催中です。また、11日(日)の午後4時半からは有川さんと親しい中国の詩人の2人(蘆尤さん、胡興尤さん)による朗読会(朗読会のみ入場料500円)が開かれます。静謐な空気が流れる展覧会です。皆様のご来場をお待ちしています。(記:伊藤孝)


by sh_offstage | 2018-11-07 11:49 | Comments(0)

 新たなダンスの楽しみ方を提示した「ガイド付き!魅惑のダンス会」

「ダンスブリッジ・インターナショナル」の第3弾として先日の3日(土)、4日(日)に行われた「ガイド付き!魅惑のダンス会」公演は、セッションハウスの地下スタジオを目いっぱいに使って、お客さんに新たなダンスの見方、楽しみ方を提示するものとなりました。

新たなダンスの見せ方ってなあに?開場と同時にもう事は始りました。総合演出の中村蓉がガイド役となり、楽屋やホワイエ、中2階の調整室、そしてスタジオの中では同時多発でパフォーマンスが始まったのでした。

d0178431_15215334.jpg
 楽屋ではシャワールームから飛び出してのパフォーマンス
d0178431_15224759.jpg
 ホワイエでライブ音楽と踊るダンサーが・・。
d0178431_15232683.jpg
調整室を見上げてみると3羽の白鳥が踊っています。
d0178431_15243247.jpg
スタジオでは打楽器の演奏とデュオダンスが展開。
d0178431_15252924.jpg
そして五十嵐結也に肩車に乗ってガイド役も勤める中村蓉が登場し公演が始まったのでした。
d0178431_15263402.jpg
1.『古き悪き慢性固執シンドローム』振付・出演:悪童(歌川翔太、中村駿)協力:岡崎彩音、香取依里
d0178431_15273476.jpg
「この作品は日本人を皮肉りながらも賞賛する作品である。今一度私たち日本人が日本人であることを考えたい。」(悪童)
d0178431_15282733.jpg
2.『譚々』構成・演出:伊藤麻希 出演:伊藤麻希、織本卓(per)
d0178431_15304345.jpg
「今回で3回目の上演となるこの作品は、ラヴェル作曲“ボレロ”という曲のシンプルな上昇感がモチーフです。」(伊藤麻希)
d0178431_15314057.jpg
3.『阿修羅のごとく』振付・構成・演出:中村蓉 出演:中村蓉、五十嵐結也 演奏:金井隆之、長谷川紗綾 原案:向田邦子「阿修羅のごとく」
d0178431_15323138.jpg
「こんな風に“女”を“家族”を“人”を、愉快に哀しく豪快に、これから描いていきたい。そう気付かされたお話に出会いました。」(中村蓉)
d0178431_15332383.jpg
d0178431_15335999.jpg
d0178431_15370336.jpg
d0178431_15380257.jpg
それぞれ色合いの異なる作品でしたけれど、スタジオの中では作品ごとに踊るエリアを変えて見てもらうという実験をしながら新たな表現方法を提示するもので、独創的な見応えたっぷりの公演となりました。若いダンサーたちの更なる飛躍を予感させる挑戦にエールを送り続けていきたいと思います。(記:伊藤孝)


by sh_offstage | 2018-11-06 15:44 | Comments(0)

“ガイド付き!魅惑のダンス会”間もなく

「ダンスブリッジ・インターナショナル」の第3弾として、国内外でブレイクしている中村蓉が総合演出する“ガイド付き!魅惑のダンス会”が、今週末に迫ってきました。

“ガイド付き!”とは何ぞや?と首を傾げる方もいらっしゃると思いますが、セッションハウスの地下スタジオのあらゆる所を使ってお客さんを移動させながら、パフォーマンスを見ていただこうという趣向で行うちょっと風変わりな公演です。

d0178431_02082832.jpg
開場と同時に会場のそこここで前座のパフォーマンスが始まり、中村蓉がガイドしながら伊藤麻希や悪童、中村蓉・五十嵐結也らの振付け作品が展開していきます。
d0178431_02090209.jpg
d0178431_02094158.jpg
ダンスのみならず様々な技を持った若手のアーティストが参加、映像あり、ライブ音楽あり、お芝居ありの舞台で、能動的にダンスを楽しんでいただこうという趣向です。昨夜行われたテクニカル下見の写真からご想像下さい。
d0178431_02101424.jpg
d0178431_02103852.jpg
d0178431_02112487.jpg
d0178431_02120874.jpg
d0178431_02125603.jpg
d0178431_02132624.jpg
公演は113日(土)19時、4日(日)14時、18時の3回です。開場中に思わぬ所にパフォーマンスが出没するダンス会、皆様にも是非ご参加をとお越しをお待ちしています。

(記:伊藤孝)


by sh_offstage | 2018-11-01 02:18 | Comments(0)