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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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佳境に入った振付作業、ジャンさんも眠られない夜に


プロデューサーの伊藤孝です。

ジャンさんのクリエーションWSは山場を迎え、振付作業はボルテージが上がりぱなしの状態です。何と昨日の日曜日は午後3時から夜10時半まで、全員揃って公演を見応えのあるものにしようと気迫いっぱいの時間が流れていました。

作品名を「The Waltz of Life」と題しているように、私たちが生きている中で遭遇する出来事の数々がユーモラスなシーンとなって出現してくるのですから、楽しくないわけはありません
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ジャンさんも構成を考えることで眠れない夜が続いているようですが、それだけレジデンス・アーティストとしてダンスを育てていこうとの熱い想いが感じられ、胸を打たれます。

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その成果やいかに。28日、29日の公演はぜひぜひお出かけください。

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# by sh_offstage | 2010-08-23 13:39 | Comments(0)

ジャンさんの文化受容の姿に感動!

プロデューサーの伊藤孝です。

ジャンさんのクリエーションWSは、どんどん作品化に向けての作業が佳境に入ってきています。そして振付作業とともに、選曲作業も着々と進んでいるようです。

前々から日本の文化のいろいろに深い関心を寄せているジャンさんですが、昨日は私が持っているCDの中から炭坑唄を選び出したのには、驚きました。かつて日本にも沢山の炭坑があった時代がありましたが、九州の筑豊地方で子供の頃から炭坑夫として苛酷な仕事に従事してきた今は亡き山本作兵衛さんが呟くように唄う仕事歌=ワークソングのCDです。
「七つ八つからカンテラ提げて、坑内下がるも親の罰、ゴットン」

山本作兵衛さんは消えていく炭坑に生きた人々の姿を後世に伝えようと絵筆を執り膨大な作品を遺した人で、今ではその作品は貴重な文化財となっています。

そうした現代の日本人にさえ忘れ去られかねない人々の生き様を表した唄や絵にヒューマンな目を向けるジャンさんの姿に、私は胸が熱くなるような感動を覚えたのです。

この作兵衛さんの唄を今度の作品で起用するかどうかは思案中のようですけれど、それはともかくとして、それぞれの国や場所の文化を深いところで捉えていこうとするジャンさんの姿勢から、私たちが学ぶことが少なからずあるように思われてなりません。



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# by sh_offstage | 2010-08-21 03:23 | Comments(0)

残暑お見舞い申上げます

パパラッチの伊藤孝です。

今年の残暑はきびしいとか、ダンスやアート活動に熱中するのは結構なことですけど、熱中症にはならないようにお気をつけのほどを。

今日は7月に2Fガーデンで開催した原田文明展の写真を掲載します。何で今頃と思われるかも知れなけれど、あの頃私はブログに写真を取り込む技を知らずにいたからでした。
猛暑きびしい今、原田さんが創り出した解放的な空間がさわやかな気持にしてくれるものでしたので、残暑お見舞いとして見ていただこうと思い立った次第です。
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もうひとつおまけ映像として、原田松野展にやって来た恰好いい男・近藤良平さんの写真ももう一枚見ていただきましょう。
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皆さん、少しは涼しい気分になれましたか?

ジャンさんのクリエーションWSは中盤に入ってボルテージが上がってきています。今週末にはスタジオに潜入してその様子を撮影、皆様にお届け致しましょう。

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# by sh_offstage | 2010-08-19 12:22 | Comments(0)

真夏に花を咲かせましょう!

パパラッチの伊藤孝です。

セッションハウスはジャンさんや楠田健造君などによるワークショップで、猛暑を吹き飛ばす勢いの活動が展開しています。

今日は8月9日の月曜日から始まった麻衣ちゃん(伊達麻衣子)のレパートリー・ワークショップの2回目にカメラを持って潜入してきました。
スタジオに入ると何処かで聴いたような音楽と何処かで見たような振付で、皆が楽しそうに踊っているではありませんか。それもそのはず、マドモアゼル・シネマのレパートリー作品「赤い花・白い花」の1シーンに皆が一生懸命になって取り組んでいたのです。
マド・ダンサーの麻衣ちゃんには、その振りは体の中にしっかりと入っているものですが、その動きに初めて挑戦する参加者の一人ひとりの動きはとても新鮮です。
5回にわたるWSの後、9月6日にはショーイング、皆さんに披露するその成果が今から楽しみです。
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なお、マドモアゼル・シネマは9月に鳥取演劇祭のショーケースに招かれており、「赤い花・白い花」を上演することになっています。



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# by sh_offstage | 2010-08-16 20:26 | Comments(2)

またあの時代のことを語りたい

プロデューサーの伊藤孝です。

今日は終戦65年目の記念日。セッションハウスは地下スタジオではワークショップ、2Fガーデンでは展覧会と平和な光景が続いているのは素晴らしい。でも今日はやはりあの時代のことを語りたい。

先日NHKスペシャルで「玉砕」という番組を見た。昭和18年、アッツ島という北太平洋の小さな島で、アメリカ軍の圧倒的な攻勢の前に弾薬や食糧の補給も断たれ、援軍も来ないで見捨てられた2600人余りの兵士が絶望的な戦いを強いられ、全滅した戦争の知られざる背景を炙りだした番組だった。その死者の数は2638名、生還者はわずか27名。その膨大な死者は「玉砕」(玉が砕けるように美しく散るという意)という美名の下で伝えられ、悲劇の真相は糊塗されていったのだった。その兵士達の絶望的な戦いを強いたのは、やはり言葉だった。東条英機が陸軍大臣だった時に書いたといわれる「生きて虜囚の辱めを受けず」という戦陣訓の一節。負け戦でも捕虜になることは恥じとして禁じるこの言葉は、アッツ島のみならず幾多の戦場で兵士達に死ぬことを強要するものであったし、サイパンや沖縄では一般住民にも自決を強制するものだった。一つの言葉がもたらした恐るべき呪縛力。ポジティブにもネガティブにも言葉の重みを改めて思う8月15日である。



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# by sh_offstage | 2010-08-15 16:53 | Comments(1)