26日(土)、27日(日)に3回公演をした「3つのバーチャルリアル」で、3組がクールにして熱のある舞台を創り出しました。
1組目はodd fishの「ONAIR」。振付:小林萌 出演:小林萌、渡邊華蓮 映像:及川菜摘
「オンライン時代の今日、私たちは、誰と接触し、何を食べ、どこへ行ったのか。全てを把握され、記録される。権力による監視には抵抗しつつも、他者に覗かれることに依存し続ける私たちは何を求めるのか。今日も私たちは通じ合える誰でもない誰かと繋がりを探し漂う。監視社会の心地よさ、縛り、娯楽に私たちは空洞を抱えながら依存し、溺れて行く。」(小林萌)
「鳥の目線か、蟻の目線か、誰の目線か、私たち/彼女たちは何者か。触れ合いから織りなされるsuper reflectionな空間をどうぞご高覧ください。」(中屋敷南)
最後に舞台に立ったのはチーム鴨川の「地底2000マイルvol.Ⅵ」。振付:石渕聡、望月崇博 出演:青田潤一、秋元麻友子、阿部絢亮、石渕聡、上橋有希、高田芳徳、望月崇博
「異常気象により危機的状態になった地球。地下世界を彷徨う中学3年の土井と小学6年のディエゴは、教祖様の独裁支配から地底人を解放後も旅を続けていた。果たして今回遭遇するのはいかなるでかいであろうか。2022年秋、満を辞してディオニソス編part1が始まる。」(石渕聡、望月崇博)
初演もありましたが、リメイクを繰り返して発展する作品もあって、今後の展開が楽しみのユニットの競演でありました。これからもご期待を!(記:伊藤孝)
23日(水・祝)にリンゴダンスミュジアムの第3弾で、上村なおかが薩摩琵琶奏者の荒井靖水と、日本古来の文化を受け継ぐ異色のセッションを行いました。題して「Metamorphosis」。
「稽古場で琵琶の音を初めて聞いて、とにかくビックリしました。カラダの奥のまだ触れたことのない場所に音が響いたのです。そして同時に心のどこかで共鳴するものがあったのです。これってなんだろう、と一瞬にして掴まれました。そして靖水さんの琵琶の音と声は、軽やかにも、重々しくも、あたたかくも、恐ろしくも、変幻自在でした。こどもたいが大笑いしたり慄いたりしていたのをよく覚えています。」(上村なおか)
これも日本文化の再発見の試みであったと思われます。上村なおかがさらなる古典文化への挑戦期待大です。(記:伊藤孝)
るダンスで賑やかなパフォーマンスを見せてくれる舞台となりました。題して「日本文化の新発見
振付・演出:神田初音 出演:天方真帆、泉葉子、小林寛司、神田初音ファレル
人間が種族という意味合いで真の平和、心の安らぎ、身体の設計図の進化、魂の解放が訪れにくいのは、この変換器が時代のうねりが起こる度、電磁障害のように心の波長が狂わされているからだと信じたい。(大半の原因は人間が巻き起こしたものであるがまた皮肉ではある)。人間はもっと広い愛に包まれていた種族であったはずだ。その純粋無垢な状態を探す橋掛かりとなる作品していきたい。」(神田初音ファレル)
ユニークな挑戦を続ける神田初音ファレル、今後も活躍が期待されます。皆で応援していきましょう。(記:伊藤孝)
子供の頃の遊び心のあるパフォーマンスを繰り広げる舞台となりました。題し
て「いきいきといきき」。
演出・振付・美術・出演:中村理
映像:中瀬俊介
「今年の3月に高知県で和紙と出会い、それから和紙は僕にとって少し特別な存在となりました。きっと、誰にでもそうした少し特別な存在があって、その中でその人だけの記憶を見ているのでしょう。」(中村理)
中村理はこれからもユニークなパフォーマンスを見せてくれることでしょう。
乞うご期待です。(記:伊藤孝)
コンテンポラリー・ダンスの特質の一つ「競わない多様性」をダンサー同士と観客にと架け合う2022年のダンス・ブリッジ。5日(土)と6日(日)には
『未来』をテーマに3人の振付家が挑戦、ダンサーたちが熱演を繰りひろげました。
トップバッターはOrgan Works「cuello!!」。演出・振付:平原慎太郎 出演:青柳潤、池上たっくん、大西彩瑛、浜田純平、堀川千夏、村井玲美
何かと何かを繋ぎ止める部分、土台に対してそこが細い、上に乗る物体が歪に感じる。負荷がかかる土台、その時に叫ぶ「クビ!!」。土台=平和に対して重すぎるキャスト、私はなんと叫ぶのか、答えは前述した通り、直にはきるいからオブラート=隠語に包むつもりでスペイン語で。
2番目に登場した振付・出演は国際経験豊かな柿崎麻莉子。赤ちゃんをあやすイメージでソロ・ダンスを踊りました。
妊娠出産によって女性の変化と社会との摩擦。ジェンダー平等にむけて少しづつ変化している社会についての作品です。
最後は黒須育海が振り付けたブッシュマンの「夜のバタフライ」。出演:江口力斗、手塚バウシュ、中村駿、黒須育海でパワフルな舞台を見せてくれました。
夜のバタフライ。肥大した心に見合う体を見つけられず・・・ぼんやりしながら水の音を聞いている。ここは現実なのか。深夜のプールに浮かんでいる人型の影、自ら投じることで安楽を得ようとする。
「ダンス・ブリッジ」前回の「ボレロ」と今回の「未来」に続いて、次回11月26日(土)、27日(日)には「バーチャル・リアル」をテーマにお送りする予定です。楽しみにしていて下さい。(記:伊藤孝)
横国、一滴に溺れる、です.. |
by ハラ at 18:31 |
帰国しました! ドイツ.. |
by Junko Okuda at 02:58 |
こちらのコメント欄に感想.. |
by 匿名希望 at 20:14 |
Nice post. I.. |
by Arianna at 16:21 |
古谷ではなく、古家さんで.. |
by 大山ファン at 09:37 |
マド、やってくれるじゃな.. |
by bummei harada at 20:29 |
タイトルの誤記、ご指摘あ.. |
by 伊藤 at 17:22 |
土曜日に作品を観たもので.. |
by 一観客より at 23:40 |
マドモアゼル・シネマの皆.. |
by bummei at 11:32 |
いいですね・・・たいへん.. |
by bummei harada at 10:30 |
笠井瑞丈ら「Boiling .. |
at 2023-05-28 17:18 |
ブッシュマンが「Boilin.. |
at 2023-04-30 16:11 |
マドモアゼル・シネマが新たな.. |
at 2023-04-02 18:02 |
女性の静かな情熱が流れる舞台.. |
at 2023-03-26 22:48 |
総勢42人が踊り舞ったダンス.. |
at 2023-03-19 17:02 |
ファン申請 |
||