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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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国境を越えてダンスの多様性を見せて「ダンスブリッジ・インターナショナル」終わる

先週の2日(土)と3日(日)、「ダンスブリッジ・インターナショナル」の“東京発・世界とプロジェクト”の第2弾が行われ、韓国とイスラエルからの参加を得て、国境を越えたダンサーの競演が繰り広げられました。
ダンスへの手法も考え方もさまざま、その多彩さを海を渡ってやって来てくれたことに敬意を表して海外勢の舞台写真からご紹介しましょう。

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Jeong Cheol InFlight 』共演:Ryu Jisoo(韓国SCF選出)
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私とあなたが羽になって、目標に向かって飛び上がる。そのような私達が、やがて完全な飛行に近づく。
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Dror Lieberman×塩野入一代『Take Down』(イスラエル)
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恐れを知らないカリスマ的、美学的作品。DrorKazuyoはこの作品で、芸術的な解放を試み、邪悪さ・暗さ・病的さ・情熱という側面を取り入れながら偽善的でブルジョアな仮面を取り払おうとしている。暴力が一般化している世の中で彼らは新たな抵抗の方法を見つけようとしている。
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平原慎太郎『ちのはて』出演:渡辺はるか、町田妙子、佐藤琢哉
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ディスクオルゴールにステラオルゴールというものがある。ステラ=星、惑星だとして、、音楽を奏でるために星の軌道になぞらえ名付けられた円盤が、19世紀に存在していた。天文学と音楽の共存。音楽を宇宙に捉え奏でた時代を、過去とするか未来とするか。科学的好奇心=知性は音楽や詩の側にあるべきなのだとする時代のはて。
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小池陽子・石井則仁『MOIRA
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言葉だけが影を落とした。顔をどちらに向け、なにを叫べばいいのか。私たちは与えられた不器用な指を信じ、薄っすらとからみあうものに耳を傾け、それぞれの生を紡ぐ。
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2回の公演後には、若いダンス研究者の中野優子さんと木場裕紀君を司会に観客からのアンケートを参考にした「ダンスラボ」が行われ、大勢のお客さんも残って下さっての語り合いの時間が持たれました。
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この「ダンスラボ」いう試みは、舞台と観客の間にブリッジを架けていこうというもので、演じる者にとっても見る人にとっても、「ダンスとは何ぞや」を改めて考える貴重ば機会となったように思われ、今後も随時実施していきたいと考えています。

9月末から続いてきた「ダンスブリッジ・インターナショナル」、その最後を飾るマドモアゼル・シネマの公演も間もなくです。ゲストの女優・大方斐紗子さんともども振付作業も大詰めとなってきています。ダンス・シアターによる異国旅立った女性の物語、ご期待下さい。(記:伊藤孝)


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# by sh_offstage | 2017-12-06 18:32 | Comments(0)

韓国の2人がやって来た!

明日、明後日の「ダンスブリッジ・インターナショナル」に出演する韓国の2人が昨夜来日、セッションハウスにやって来ました。

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Jeong Cheol-In君とRyu Jisoo君はさっそくテクニカル下見で、服を着かえてアクロバティックな激しいダンスを見せてくれました。
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16分ほどの作品ですが、男同士のカラダによる対話は見応え十分、本番が楽しみになるひとときでした。公演は明日土曜日は19時から、日曜日は14時からの2回です。皆様のお越しをお待ちしています。(記:伊藤孝)


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# by sh_offstage | 2017-12-02 12:50 | Comments(0)

「ダンスブリッジ」世界とプロジェクト東京発第2弾間もなく

「ダンスブリッジ・インターナショナル」の世界とプロジェクト東京発の第2弾の公演が、今週末に迫ってきました。イスラエルと韓国を交えた今旬のダンサーたち4組が競演する公演で、熱いバトルが繰り広げられることでしょう。

昨日火曜日の夜に日本の2組とイスラエルからやって来た1組が顔合わせをし、テクニカルの下見が行われました。

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日本の2組は通して踊ってくれましたが、イスラエルから来日した2人は体調の都合で打ち合わせのみで、ダンスの披露は公演を見てのお楽しみということになりました。
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小池陽子&石井則仁『MORIA
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渡辺はるか、町田妙子、佐藤卓哉『ちのはて』振付:平原慎太郎
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Dror Lieberman&塩野入一代(イスラエルからの参加)『Take Down

なお、韓国の男性ダンサー2人は木曜日に来日しますので韓国での舞台写真を紹介しておきましょう。

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Jeong Cheol-In & Ryu JisooFlight

公演は122日(土)19時、3日(日)14時の2回です。今エネルギッシュな活動を続けているダンサーたちの熱演をぜひご覧にお出かけ下さい。お待ちしています。(記:伊藤孝)


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# by sh_offstage | 2017-11-29 22:35 | Comments(0)

全力投球のカラダが舞ったBUTOHプロジェクト終わる

舞踏のさまざまな流れを汲む34人のダンサーが結集した「ダンスブリッジ・インターナショナル」のBUTOHプロジェクトの公演が18日の土曜日と19日の日曜日に行われ、

カラダを目いっぱい駆使した熱い熱い舞台となりました。

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結集したのは、「舞踏」という言葉の創始者でもある笠井叡氏の門下生のデュオ・ユニットCORVUSの鯨井謙太郒さんと定方まことさん、昨年まで麿赤児氏率いる大駱駝艦の舞踏手だった奥山ばらばさん、玉野黄市氏や和栗由紀夫氏に師事、元藤アキ子氏主宰のアスベスト館や山海塾でも活躍した工藤丈輝さんの4人。1960年代から積み重ねてきた舞踏の歴史を踏まえたそれぞれのダンスは、それぞれ存在の限界を問うもので、私たちにカラダの持つ可能性と不可能性を伝えてくるものでした。舞台写真からその姿をご想像を下さい。
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 1.CORVUS(鯨井謙太郒・定方まこと)『血と雪』
歴史を超えていきたいという衝動。この世に身を持つものとして。いま、ここに、なき者たちの声とともに。時代の未明から来るべきものへ。
※森鴎外の幕末の志士による出来事を題材にした作品「堺事件」と2.26の兵士を取り上げた三島由紀夫の作品「血と雪」を基にダンス化し2011年に初演し、今回改めて再構成したものです。
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2.奥山ばらば『カバネガタリ』

カラダのツカイテとして今ここに在るということ。そのゾクセイに存分に殉じつつ、しかし大いに跨いでしまう野心を孕みながら、硬質に横たわるそのカラダを冷たく視つめていたい欲求にひたすら駆られているのです。

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3.工藤丈輝『荒漠器』かくも人間的な廃墟

カサカサに渇いた木乃伊、地下墳墓にいきづく。在りし日の思い出、骸は柩を出て仮想空間にあそぶ。呼吸、歩行、崩れそうなカラダを必死に保っている。屍の武闘、重力は消え、関節は生者の論理を裏切る。手、足、胴体、首はそれぞれに叛乱を企てる。・・・仮想は破れ、やはり永久に眠る痩躯・・・。
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土曜日のファースト・ステージの後には、「踊る。秋田」のディレクターで舞踏評論家の山川三太氏をインタビュアーにアフタートークが行われ、舞踏とは何かとそれぞれの想いを語りあうひとときとなりました。

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振り返ればセッションハウスが「舞踏」を真正面から取り上げたのは26年の歴史の中で初めてのことでした。しかし、当然のことながらカラダの在り様を鋭く問いかける舞踏も今に生きるコンテンポラリー・ダンスの一つです。これからはジャンルなるものの境界を越えて、舞踏も交えた企画を立案していきたいものと考えています。(記:伊藤孝)



















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# by sh_offstage | 2017-11-22 03:41 | Comments(0)

「ダンスブリッジ」初のBUTOHプロジェクト公演間もなく

9月末から始まった今年の「ダンスブリッジ・インターナショナル」の第4弾、BUTOHプロジェクト公演が今週末に迫ってきました。このプロジェクトで舞踏を特集することは初の試みですが、今回結集したのは舞踏のさまざまな流れを受け継いだ34人の男性ダンサー達です。

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山海塾やアスベスト館で活躍したことのある工藤丈輝さん、昨年まで大駱駝艦の舞踊手だった奥山ばらばさん、笠井叡氏に師事しているオイリュトミスト・ダンサーの鯨井謙太郒さんと定方まことさん(CORVUS)の面々です。

昨夜テクニカル・リハーサルが行われ、4人はその片鱗をまざまざと見せてくれました。

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工藤丈輝さんは、「荒れさびた都市の廃墟にたたずむ人間の生成と興亡」を描いた大作『荒漠器』のショートバージョンを踊ります。
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奥山ばらばさんは、「カラダのツカイテとして今ここに在ること」を直視したソロダンス『カバネガタリ』を踊ります。
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CORVUS2人は、2011年に日本の戦後と三島由紀夫をテーマにして踊った『血と雪』をリメイクしての登場です。
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私たちがカラダのことを考える時、1960年代から脈々と続いている舞踏の歴史から、感じ取れるもの、学べるものが多々あると思い企画した公演です。ダンサーたちにもダンスを愛する方達にも是非ご覧になっていただきたいと思い、皆様のお越しをお待ちしています。

(記:伊藤孝)


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# by sh_offstage | 2017-11-15 14:42 | Comments(0)