緊急事態宣言が延長しコロナ禍の先行きは不透明な状態が続いていますが、マドモアゼル・シネマは15日(土)と16日(日)に1回客席40名限定で、ライブ公演を実施することにしています。
今回はレギュラー・メンバーによるソロ4作品とカンパニーの群舞作品の豪華2本立てでの舞台です。一昨日と昨日の夜テクニカル・リハーサルが行われましたので、その一端をご紹介しておきましょう。まずは“セルフコレオ”のソロ作品から開幕です。
練習中に脚を怪我した彼女は椅子に座って踊り心いっぱいの果敢な挑戦です。
そして続いてはカンパニーのレパートリー作品『つぐちゃんの空』(振付:伊藤直子)にカンパニーメンバー4名に若手ダンサー8名が参加して、東日本大震災の1年後に亡くなった子どもたちへの想いを籠めて創った作品をリメイクしての再演です
4つのソロ作品と12名の大デレゲーションによる群舞作品は、きっとコロナ禍の暗雲を吹き飛ばしてくれるひとときの時間を紡ぎ出してくれることと思います。公演は15日(日)、16日(日)ともに14時と18時の2回づつ実施します。また劇場にお出でになれない方には16日18時の回をオンライン配信をしますので、それでご覧いただければと願っています。詳しくはセッションハウスのHPをご覧になって下さい。(記:伊藤孝)
昨日7日からセッションハウスの2階ギャラリー【ガーデン】で合同美術展「ディストピアの到来に抗して」が始まりました。
新型コロナウイルスによるパンデミックの中、監視社会化や同調圧力が席巻し始め、かつてジョージ・オーエルが「1984」で思い描いたディストピアが現実のものになりかねない今、この状況にアーティストたちがどのような想いで向き合ってきたのかを問う展覧会で、20代から80代までの作家10人が思い思いの作品を持ちより展示しています。
参加した作家は、大野修、小倉信一、岡ノ谷美依、近藤あき子、相良由紀、清水佳奈、高橋ブランカ、丹野有美子、吉田卓史、松本純一の10人。
大作、力作ぞろいでどのように展示するかで四苦八苦しながらの展示作業で、見応えたっぷりの異空間が出現しました。
そして今回は作品を展示するだけにとどまらず、作家一人ひとりの写真入りプロフィールや、コロナ禍の中で考えたこと感じたことを書いてもらったコメントをパネルにして展示、作家一人ひとりの世界をより深く理解してもらう試みもしており、好評を博しています。
この合同美術展、16日(日)まで開催しています。コロナ禍の厳しい中ですが、それだけに静かに一人ひとりの作品に向き合い対話していただくひとときを過ごしていただきたく思い、皆様のお越しをお待ちしています。(記:伊藤孝)
毎年春の恒例の「ダンス専科」公演が、4日、5日の2日間オンライン配信で実施されました。ワークショップの振付実践コースの成果を問う公演ですが、今年は折しも3回目の緊急事態宣言下の真っ最中でライブ公演を断念して、オンラインで配信することになったものでした。
1日目の4日は松本大樹、近藤良平、平原慎太郎の3クラスの作品発表に、総計32名の受講生が参加し、密を避けながらもダンステクニックに軸足を置いたもの、ユーモア精神を横溢させたもの、哲学的な暗喩を感じさせるものなど、それぞれ持ち味の異なる作品を披露してくれました。
近藤良平クラス『近藤良平のラブソング』
2日目の5日は平田友子、坂東扇菊、黒田育世の3クラスの発表に、ゲストを含めて総計15名が参加し、コンテンポラリー・ダンスの基礎に軸足をおいたもの、歌舞伎に通底する日本舞踊の神髄を伝えるもの、盛衰する時代の動きを彷彿させる物語性のあるものなど、多彩な色合いの舞台を披露してくれました。
この「ダンス専科」のオンライン公演は配信時には多くの方がアクセスしてご覧いただきましたが、1日目の公演は5月10日(月)まで、2日目の公演は11日(火)までアーカイブで見ることが出来ます。ご覧になっていない方、もう一度見てみたい方はセッションハウスのHPでご案内していますので、そこからアクセスしていただければと思います。
(記:伊藤孝)
ドイツの画家ツーゼ・マイヤーさんの個展が、いま2Fギャラリー【ガーデン】で始まっています。
ツーゼさんはベルリンと東京の間を行き来しながら制作に打ち組んでいる作家です。ここ数年セッションハウスで毎年のように個展を開いて下さる一方、各地でワークショップを開くなどの活動を続けています
ツーゼさんは2年前にも当ギャラリーで個展を開催。円形や正方形の紙にカラーインクで描いた作品やキャンバスにアクリル絵具と顔料で描いた作品などに打ち込んでおり、その多彩な色が乱舞する世界は春の到来を告げる感のするもので、コロナ禍の暗雲を吹き飛ばしてくれます。
作品の各シリーズには「Diary of Spring」とか「こもれび」「Our Lucent Days」「Life Begins Today」「The FortunateJourney」「A Rose」「Love Letter」といったタイトルが付けられており、想像力をかきたててくれます。
この展覧会は4月4日(日)まで開催中で、29日(月)だけはお休みをいただいていますが、ぜひギャラリーにお出でいただき春爛漫の空気を味わっていただけたらと思います。ツーゼさんが皆様のお越しをお待ちしています。(記:伊藤孝)
昨日の13日(土)、酒井亜矢の振付による「謎のマスク熟女子トリオ」と名付けたユニットの公演が行われ、エネルギッシュでユーモアたっぷりの舞台を見せてくれました。
ダンスは酒井亜矢をはじめ、舞宮奈央、目崎由夏。ジャズダンスのスタジオで出会い、ディズニーランドでテーマパーク・ダンサーとして一緒に踊ったという3人です。コロナ禍の今を逆手にとってマスクを付けたままで激しい動きをしていくのですから、舞台経験豊富な千両役者と言えるでしょう。
夜公演ではオンラインによる同時配信もあり、3人の円熟女性ダンサーのダンスにお客さんも大喜びの賑やかなひとときが過ぎていった一日でありました。(記:伊藤孝)
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