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セッションハウス スタッフブログ 【スタッフより。】

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青田恵子・布絵展と渡辺一枝トークの会開かる

昨日の1030日、青田恵子・布絵展と渡辺一枝トークの会開かれました。ゲストスピーカーの青田さんは、生活困難地域からの避難者ですが、被災前からハガキに布絵を貼って年賀状などを出していました。故郷の風景や、季節ごとの行事、子供時代のことを、目の前の布絵で表してきました。避難成果の中不条理な放射能被害について、絵の中に言葉を書いてきたのです。その絵によ

る展覧会です。

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トークの会では、避難生活の苦労や国や東京電力の非情な向き合い方に、怒りをぶつける声が青木さんや、会場の方からも意見が語られたのでした。

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中には物語のようになっている連作もありました。
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この青田恵子さんの布絵展は、113日(木)まで開かれています。皆様にご覧いただけるよう、願っています。(記:伊藤孝


# by sh_offstage | 2022-10-29 18:39 | Comments(0)

 小暮香帆、坂田明が迫真のセッション

16日に小暮香帆と坂田明のが行われ、迫力のある出会いとなりました。坂田明はアルトサックスやバスクラ、鈴の音を交互に入れての演奏で、それを聴きながら小暮が踊るものでした。[Night crusinng」

その一端をご覧下さい。

映像:中山晃子                         


完全即興、どんな旅になるでしょう。(小暮香帆)


 記:伊藤孝




# by sh_offstage | 2022-10-17 19:13 | Comments(0)

ボレロ3作品について

ダンスブリッジ2022の第一弾『3つのボレロ』が10月1日、2日に開幕した。

「ボレロ3部作」はマドとプロジェクト大山は群舞ならではの動きの繊細さとテクニックがよく伺えるものであった。

鯨井謙太郒ソロは、身体の繊細な動きがよく明解なダンスであったように思われる。圧巻であった。(記:伊藤孝)




# by sh_offstage | 2022-10-03 15:39 | ダンス公演 | Comments(0)

鯨井健太郒作の『アーカーシャのうた』で「家族の今昔物語」幕となる

「家族の今昔物語」の第3弾、鯨井健太郒作・演出の『アーカーシャのうた』の公演が、13日(土)と14日(日)に3回行われ、戦争の歴史を伝える作品として見る人の共感を呼ぶ舞台となりました。

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この作品は第二次世界大戦末期に敗退を続ける日本軍が、兵力不足のため数万に及ぶ学生を戦場に送った学徒出陣者の一人であった鯨井健太郒の祖父・鯨井巌氏が沖縄戦線に行かされ、生と死の狭間をさまよったことを綴った回想録を基に創った作品です。

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彼のダンスと野口泉の沖縄舞踊が定方まことの朗読と合唱団(堅田優衣指揮・Noema Noesis ensemble)と三線演奏(鯨井絵里加)が聴こえる中、ダンスで祖父の悲愴な経験を体現していくものでした。

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「本公演のタイトルになっている“アーカーシャ”とは、サンスクリット語で“虚空”を意味する言葉です。・・・日々、世界は変わり、その激動を生きている私たちですが、この『一学徒兵の北部回想録』と向き合うなかで、死者たちの世界も常に変化しているように感じます。・・・舞台作品のテキストという以上に、世代を渡り身体に刻印された“生きている記憶”であり、この“声なき声”が何を語りかけてくるか、今、その無声の響きに真摯に身を澄ませたいと思います。」(鯨井健太郒)
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この公演をもって3作品を上演した「家族の今昔物語」の終幕となりました。振付家・伊藤直子の祖母の移民体験を基にした『女は旅である+赤い花・白い花』、家族そろってダンスの世界で活躍してきた笠井瑞丈の一家の歴史を基にした「喜びの詩」、そして今回の祖父の戦場回想録を基に創った鯨井健太郒作の『アーカーシャのうた』で、それぞれの家族の歴史を伝えるものとなったように思います。ご覧いただいた方々にあつく御礼申し上げる次第です。(記:伊藤孝)


# by sh_offstage | 2022-08-15 21:49 | Comments(0)

「家族の今昔物語」第2弾笠井瑞丈演出公演『喜びの詩』熱き舞台で幕となる

7日(日)「家族の今昔物語」の第2弾笠井瑞丈構成による『喜びの詩』が行われ、1回だけの公演でしたが、ダンス一家の5人が熱演し完全燃焼する舞台となりました。

               

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前半はバッハのピアノ曲の島岡多恵子の生演奏で、オイリュトミーの手法を生かしたダンスを披露しましダンスは笠井瑞丈、笠井禮示、上村なおか、浅見裕子、父親の笠井叡の5人。そして随所随所には母親・笠井久子の書いたテキストの朗読や長男のフォトグラファー爾示の映像投射が入り、ダンス界で活躍してきた一家勢揃いの賑やかな舞台となりました。
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2002年コロナという未知のウイルスにより、世の中の状況が180度ひっくり返りました。人と人との距離が変わり、舞台芸術のあり方が変わり、様々なものが新しい形式に変わった。色々なものが失われ、変化していく時代の中、不変的であるカラダ、そしてそのチカラを、僅かなことだけど、踊り続けていこう。」(笠井瑞丈)
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後半は家族が数年前にドイツ旅行をした時の爾示の写真を投射しながら、かつてそこでの暮らした家族の歴史をたどる物語を、ベートーベンの「第九交響曲・合唱」が流れる中踊り、最後は雪が降る中喜びを爆発させて幕となったのでした。

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笠井叡さんも身体に問題を抱えながらもこれからも踊り続けていくとのことですし、禮示、瑞丈さんら兄弟とその連れ合いの浅見裕子さん、上村なおかさんともども熟練したダンサーとして活躍していくことでしょう。笠井一家のダンスの歴史は続いていくのです。

この「家族の今昔物語」の第3弾として鯨井健太郒の構成・演出の『アーカーシャのうた』公演が13日(土)15時、19時、14日(日)15時に行われます。沖縄戦線に学徒兵として参加した祖父・鯨井巌さんの回想録を基にした家族の物語です。まだ余席がありますので、是非ご覧いただきたくお出でをお待ちしています。なお最終回の1415時からの公演はオンラインで視聴することが出来ます。(記:伊藤孝)



# by sh_offstage | 2022-08-09 23:53 | Comments(0)